Pythonの環境整備

 Pythonの環境を整備するためには、Pythonだけをインストールすればよい訳ではありません。豊富な外部ライブラリを利用してこそのPythonの本領を発揮するのですが、これらは、Pythonをインストール後、別にインストールする必要があります。また、大きなプログラムを作るにはIDE(統合開発環境)も必要です。

 簡単にこれらを手に入れる方法として、もっとも簡単なのはAnacondaだと思います。Anacondaをインストールするだけで、Pythonでよく使われるものはすべて一式インストールされます。したがって、Anacondaをインストール後、IDEであるSpiderを立ち上げれば、Pythonが、即使えます。よほど特殊な使い方をしなければ、これでいけるのではないでしょうか。(人工知能で有名なTensorFlowは入っていませんが、入っていない外部ライブラリも後で加えることができます。)

 Anacondaのインストールの途中で、IDEであるVisual Studio Code(VS Code)をインストールするかを聞かれます。インストールするとSpyderとVS Codeの両方が使えるようになりますので、ひとまず入れておいて、後で好みのIDEを選択すればよいと思います。

 ちなみに、私はSpiderを使っています。Spiderが心地よいので、他に浮気する気が起きず、VS Codeとの比較は十分に行っていません。
 しかし、Spiderの唯一の欠点は起動が異常に遅いことです。忘れたころに起ち上がる感じです。でも、起ち上がった後の動作は重くないので、ストレスは感じていません。Spiderが好きかどうかは遅い起動が我慢できるかどうかですね。

 なお、Spiderの設定で、「ツール」→「設定」→「エディタ」→「表示タブ」の中で、「空白スペースを表示」にチェックを入れた方がよいです。(好みで「行の折り返し」にもチェックをいれましょう。私は入れました。)ここにチェックを入れると、全角の空白と半角の空白の区別ができるようになります。

 Anacondaインストールの具体的な方法は、以下のリンクの他にも、多くの方々が紹介されています。

Python Japan > 環境構築ガイド > Anaconda