3次元のFEMでは、座標系の方向や角度の正負を判断するために「右手座標系」や「右ネジの方向」が使われます。中学生で習う「フレミング左手の法則」や「右ネジの法則」とは違う部分があるので、混同しないように図を見ながら知識を整理しましょう。
0. FEMなど数値解析シリーズ
この記事は「FEMなど数値解析シリーズ」の記事です。一連の記事は、以下のリンク集を参照してください。
1.方向と向き
最初に「向き」と「方向」の違いを整理します。「向き」とは「北向き」「南向き」というように、ある点を始点としたベクトルの向きを示します。一方、「方向」は「南北方向」というように、2つの向きを合わせた表現です。
ただ、「回転方向」とか「1方向」のように、前に言葉が付くと1つの向きを示す場合もありますので簡単ではありません。
2.「フレミングの左手の法則」と「右ネジの法則」
それでは、FEMの話をする前に、「フレミングの左手の法則」と「右ネジの法則」を復習します。
「フレミングの左手の法則」については、左手の「電・磁・力」の順番は「一番力が強い親指が力」と覚えれば忘れません。
3.FEMで使う「右手座標系」と「右ネジの方向」
FEMで使う「右ネジの方向」とは、親指を軸の向きに合わせ、軸の向きから回転の向きを判断するときに使います。理科の「右ネジの法則」と使い方は同じです。
FEMでつかう「右手座標系」とは座標系の向きを判断するときに使いますが、「フレミングの左手の法則」が左手だったのに対して右手を使います。また、「x, y, z」が中指からではなく、親指から始まることに注意してください。
3次元フレーム解析においては鉛直上向きをz軸の正とし、奥から手前の方向がx軸の正となる座標系を書くことが多いと思います。下の図を見ながら、右手座標系や右ネジの方向を確認してください。
4.Snow Tree in Juneの左手の法則
「Snow Tree in Juneの左手の法則」と私が勝手に名付けましたが、冗談ですので名前は覚えないでください。
さて、実は右手座標系は、左手でx, y, zのxを中指から始めると「右手座標系」と同じように使えます。「フレミングの左手の法則」と同じように中指から始めるため覚えやすいです。
「Snow Tree in Juneの左手の法則」は左手を見ながら右手の右ネジも使えるので便利ですし、「右手座標系」と「Snow Tree in Juneの左手の法則」の両方を覚えておけば、座標系を確認する時に手がつりそうになることもありません。
蛇足かもしれませんが、覚えておいくと便利ですよ!
私が実際に購入した教材のご紹介
以下、私が実際に購入したPythonの教材をまとめてみました。 Pythonを学習する上で、少しでもお役に立つことができればうれしいです。
・Python♪私が購入したPythonの書籍のレビュー
・UdemyのPythonの動画講座を書籍を買う感覚で購入してみた
その他
液晶ペンタブレットを買いました
(1) モバイルディスプレイを買うつもりだったのに激安ペンタブレット購入
以下、私が光回線を導入した時の記事一覧です。
(1) 2020年「光回線は値段で選ぶ」では後悔する ←宅内工事の状況も説明しています。
(2) NURO光の開通までWiFiルーターを格安レンタルできる
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