DjangoでVS Codeを使う2つの方法。ローカル環境編。

VS Codeを用いて、ローカル環境でDjangoを開発する場合の環境設定を説明します。設定ではAnacondaを利用した場合と利用しない場合の2通りの方法を紹介します。リモート環境だけではなく、ローカル環境でもVS Codeを活用しましょう。(2026.1.6更新)

0.VPSサーバーでDjangoを始めてみたシリーズ

この記事は「VPSサーバーでDjangoを始めてみたシリーズ」の記事です。一連の記事は、以下のリンク集を参照してください。

Django♪VPSサーバーでDjangoを始めてみたシリーズ

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1.Anaconda利用の有無による使い勝手の違い

Anacondaを利用してVS Codeを使う場合、デメリットとしては、Anaconda Navigatorを立ち上げてからVS Codeを起動するため、VS Codeの起動に少し時間がかかります。

一方、Anaconda利用のメリットはpythonのライブラリーの相性など考えずに環境設定できるところです。Anacondaは有料になる場合もありますので、ライセンス違反にならなければ積極的に使っていきましょう。

2.インストールのフォルダ構成

この記事の説明で用いるローカル環境のフォルダ構成は以下の通りです。

/Users
 │
 └user_name     #ユーザー名
   │
   └py_venvs       #仮想環境を集めたディレクトリ
     │
     ├py1       #仮想環境実行用フォルダ-1
     │ └.venv1  #仮想環境設定ファイル(仮想環境名)
     └py2       #仮想環境実行用フォルダ-2
       └.venv2  #仮想環境設定ファイル(仮想環境名)

3.Anacondaを利用しない方法

まず、Anacondaを利用しない方法から説明します。

(1) セキュリティーポリシーの変更

Anacondaを利用しない場合には、PwerShellによってWindows11のセキュリティーポリシーを変更する必要があります。

Windowsのスタートメニューから Windows PwerShellを右クリックし管理者権限で開きます。そして、下記のコマンドを実行します。このコマンドを実行することで、PowerShellでのスクリプト実行が可能になります。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force

詳しくは、以下で説明されています。

実行ポリシーについて(英語の記事)

(2) Pythonのインストール

Pythonのインストール方法は以下Python Japanで方法が紹介されています。

Windows版Pythonのインストール

インストールを実行するとPythonのプログラムは以下のフォルダにインストールされます。Python313の「313」の部分はバージョンによって変わります。313のバージョンはPython 3.13です。

C:\Users\user_name\AppData\Local\Programs\Python\Python313

なお、複数のバージョンのPythonを同居させる場合にはPythonの実行ファイルへのPathは設定しません。

(3) 仮想環境の構築とDjangoのインストール

例として「py1」というフォルダに「.venv1」という仮想環境名の仮想環境を構築します。なお、実際には「py1」を例えば「py313」のように分かりやすい名前にした方がよいと思います。

まず、コマンドプロンプトにより仮想環境のフォルダに移動します。次に複数のPythonをインストールした場合は「python venv .venv1」ではなく「py -3.13 -m venv .venv1」により、Pythonのバージョンを指定します。ここで指定したバージョンのPythonが仮想環境で使用されます。なお、「py」はPythonランチャーとよばれるpy.exeを実行します。

仮想環境への切り替えではLinuxでは「source .venv1/bin/activate」あるいは「. .venv1/bin/activate」でしたが、windowsでは「.venv1\scripts\activate」となります。最初の「source」や「.」がないことに注意しましょう。

「.venv1」の部分は仮想環境の名前であり、py1の下に「.venv1」という名称のフォルダができます。

なお、python ver.3.13.11では、なぜか「.venv1」のようにドットで始まる隠しフォルダを指定するとデバッグが実行できません。デバッグを開始しても「実行・一時停止等ができるデバッグツールバー」が一瞬表示されるだけでデバッグが開始しません。色々試しましたが症状を改善できません。同じ症状が発生した場合、「.venv1」を「_venv1」のようにドットで始まらないフォルダ名に変更する方法を試してください。

cd py1  #仮想環境のフォルダに移動
py -3.13 -m venv .venv1  #仮想環境の構築
.venv1\scripts\activate  #仮想環境への切り替え

仮想環境のインストール状況を確認し、pipをバージョンアップします。

python -V  #Pythonのバージョン確認
pip list  #インストールされたパッケージの確認
python -m pip install -U pip  #pipのアップデート

ここでは、matplotlibとdjangoをインストールしてみます。なお、pythonのバージョンが新しすぎると、インストールできないことがあります。その場合はpythonのバージョンを下げて試してください。

python -m pip install matplotlib  #Matplotlibのインストール
python -m pip install matplotlib==3.10.8  #Verを指定してMatplotlibのインストール
python -m pip install django  #Djangoのインストール
pip list  #インストールされたパッケージの確認

なお、Verを指定してインストールする場合は以下の通りです。

python -m pip install matplotlib==3.10.8  #Verを指定してMatplotlibのインストール

インストールされたパッケージの内容です。

Package         Version
--------------- -----------
asgiref         3.11.0
contourpy       1.3.3
cycler          0.12.1
Django          6.0.1
fonttools       4.61.1
kiwisolver      1.4.9
matplotlib      3.10.8
numpy           2.4.1
packaging       25.0
pillow          12.1.0
pip             25.3
pyparsing       3.3.1
python-dateutil 2.9.0.post0
six             1.17.0
sqlparse        0.5.5
tzdata          2025.3

(4) VS Codeのインストール

Visual Studio Codeのダウンロード」からインストールファイルをダウンロードし、VS Codeをインストールします。

VS Codeの拡張機能「japanese Language Pack for Visual Studio Code」と「python」をインストールします。

VS Codeのエクスプローラーの「フォルダを開く」から、モジュールを保存するフォルダを選択します。例えば「C:\Users\user_name\py_venvs\py1」。

(5) VS Codeの設定(Default Interpreter Path)

Default Interpreter Pathを設定します。Default Interpreter Pathでは、ファイルやプロジェクトフォルダをVS Codeのメニューバーから開いたときに参照され、選択するインタプリタを指定することができます。

そして、Default Interpreter Pathの設定は、.vscodeフォルダのsettings.jsonに記述されます。

「左下の歯車」→「設定」→「ワークスペース」のタブをクリック→検索欄に「python.defaultInterpreterPath」を入力し、「Python: Default Interpreter Path」を見つけ出し、Pathの入力欄で「C:\Users\user_name\py_venvs\py1\.venv1\Scripts\python.exe」を指定します。(デフォルトでは「python」と入力されています)

C:\Users\user_name\py_venvs\py1\.venv1\Scripts\python.exe

なお、全てのプロジェクトが同じ仮想環境で実行する場合は、「ワークスペース」ではなく「ユーザー」でpathを指定してもかまいません。しかし、プロジェクト毎にpathをインタプリタを変える可能性があるならば、「ワークスペース」で個別に指定します。

また、「ワークスペース」は開いているファイルやフォルダに関する設定なので、ファイルやフォルダを開いていない状態では、「ワークスペース」のタブは表示されません。

注意すべき点として、Default Interpreter Pathはファイルやフォルダを開いたときに参考にするpathなので、Default Interpreter Pathを変更しても、すぐにはインタプリタが切り替わりません。

(6) VS Codeの設定(下部のステータスバーからSelect Interpreter)

ファイルやフォルダを開いた後に、別のインタプリタを切り替える場合には、コマンドパレットを起動します。コマンドパレットの起動は、設定→コマンドパレット、あるいは 「Ctrl + Shift + P」から、コマンドパレットを起動します。

コマンドパレットでは、Python: Select Interpreterを検索して実行することで、インタプリタを選択しなおすことができます。

別の簡便な方法として、下部のステータスバーの右の方にインタプリタが表示されるので、この表示部をクリックすると、すぐにPython: Select Interpreterを実行できます。

Select Interpreterを実行すると、実行直後からインタプリタが切り替わります。

(7) 使用するインタプリタの特定

使用するインタプリタは、基本的には下部のステータスバーの右の方に表示されるインタプリタが実行されます。

しかし、設定に記述ミスなどがある場合には、自動で別のインタプリタが実行されたり、後述するlaunch.jsonで指定したインタプリタが実行されたりするので、選択したインタプリタを特定できないことがあります。

そこで、実行されているインタプリタを確実に知りたい場合は、実際に使用するプログラムに以下のコードを追加して実行します。インタプリタを特定するには、この方法が最も信頼できます。

import sys
print(sys.executable)

(8) VS Codeの設定(launch.json)

インタプリタの設定が思うようにならない場合には、launch.jsonを利用すると解決する場合があります。

Default Interpreter Pathや最下部のステータスバーの表示に関わらず、launch.jsonの設定が優先されます。Default Interpreter PathやSelect Interpreter等からVS Codeが選定したインタプリタが、最後に強制的にlaunch.jsonの設定に切り替わるようなイメージです。なお、launch.jsonの設定は変更後すぐに反映されます。

この様に、Default Interpreter Path、Select Interpreter、launch.jsonの設定が選定されるタイミング、優先順位はしっかり理解しておく必要があります。

launch.jsonファイルを編集する方法を説明します。

launch.jsonファイルを未作成の場合は、左側のアクティビティバーの「実行とデバッグ」のアイコンを選択し、「launch.json ファイルを作成します。」をクリックします。

また、既に作成済みの場合は、「launch.json ファイルを作成します。」の表示はありませんので、アクティビティバーのすぐ右側に表示されるサイドバーの上部の歯車をクリックすると作成済みのlaunch.jsonが表示されます。

詳しい説明は省略しますが、以下、launch.jsonの記入例です。「"python": 」の部分でインタプリタを選択します。

Default Interpreter Pathでは「\」を重ねませんが、launch.jsonでは「\\」とします。

launch.jsonは.vscodeフォルダに保存されます。

{
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
        
        {
            "name": "Python デバッガー: 現在のファイル",
            "type": "debugpy",
            "request": "launch",
            "program": "${file}",
            "console": "integratedTerminal",
            "python": "C:\\py_venvs\\py313\\.venv1\\Scripts\\python.exe"
        }
    ]
}

(参考) VS Codeのバグ?

上述のpython ver.3.13.11で「.venv1」が使えない不具合?について詳細を説明します。

現象としては、右下のステータスバーから指定したインタプリタのpathにドットで始まる隠しフォルダが含まれるとデバッグが実行されませんでした。エラーが発生するのではなく、デバッグが全く実行されません。最初に無条件でデバッグが止められます。

一方、Default Interpreter Pathやlaunc.jsonには隠しフォルダを指定しても問題ありませんでした。

つまり、例えば「.venv1」と「_venv1」という2つの仮想環境を作成し、右下のステータスバーからは「_venv1」を選択し、Default Interpreter Pathやlaunch.jsonでは「.venv1」を選択した場合、「.venv1」の環境でデバッグが実行されました。ステータスバーから選択したpathが隠しフォルダではないため、デバックの手順が進み、最終的にlaunch.jsonで指定されたインタプリタに変更され、実行できたのではないかと推測しています。

良い方法が見つけられず、私は隠しフォルダを使用しないことで対応しました。以前は隠しフォルダを指定できていたのに残念・・・

(9) その他の設定(Extra Paths)

この設定は必須ではありません。

モジュールから別のモジュールをimportするとき、実行はできるのにVSCodeの表示ではライブラリが存在しないかのように表示されることがあります。

その場合は、VSCodeの設定からpython.analysis.extraPathsを検索し、ワークスペース側のAnalysis: Extra Pathsに必要なpathを追加して下さい。

このプロジェクトのみで適用されるpathを設定することができます。

そして、Extra Pathsの設定は、.vscodeフォルダのsettings.jsonに記述されます。

(10) その他の設定(Env File)

この設定も必須ではありません。

Gitを使用する場合など、共有したくない環境変数だけを分けて管理したいケースがあります。

その場合には安全に管理したい環境変数を「.env」という隠しファイルに記述します。そして、「.env」のpathを「Python: Env File」で指定します。

Default Interpreter Pathの時と同様に、「左下の歯車」→「設定」→「ワークスペース」のタブを選択→検索欄に「python.envFile」を入力し、「Python: Env File」を見つけ出します。

Pathの入力欄はデフォルトでは「${workspaceFolder}/.env」になっています。

(11) Pythonの実行

VS Codeの左側のエクスプローラーより、ファイルhello.pyを作り、以下のコードを作成します。

print(Hello! Hello!')

「右上の緑の右三角印」や「F5」や「Ctrl+F5」によって実行できます。いずれも仮想環境で実行されます。

「F5」では、debugする言語の種類を問われますので、Pythonを選択します。

上のタブ「実行」→「構成を開く」を実行すると、次からはF5でもdebugする言語の種類を問われなくなります。

また、VS Codeの右下に「Linter pylint is not installed」と表示された場合はインストールします。

なお、ターミナルからpython hello.pyと実行する場合は、仮想環境に切り替わっていないので注意して下さい。

(12) Djangoの実行

VS Codeの右下のターミナルにより、django_appという名前のプロジェクトを作成し、webサーバーを起動します。

「右上の緑の右三角印」や「F5」や「Ctrl+F5」による実行の仮想環境は、VS Codeの「左下の歯車」→「設定」から「Python: Default Interpreter Path」や「Python: Env File」により指定しますが、ターミナルは必ずしも連動して切り替わらない場合があります。

基本的にはVS Codeを再起動したり、一度「F5」によりコードを実行するとターミナルの仮想環境も設定とそろいますが、それでも切り替わらない場合は、ターミナルからactivateコマンドによって仮想環境に切り替えます。

以下、ターミナルにおける仮想環境の設定から、Webサーバーの起動までの手順です。

cd py1  #仮想環境のフォルダに移動
py -3.8 -m venv .venv1  #仮想環境の構築(既に仮想環境を構築している場合は不要)
.venv1\scripts\activate  #仮想環境への切り替え
django-admin startproject django_app  #django_appという名前のプロジェクトを作成 
cd django_app  #フォnルダdjango_appに入る。
python manage.py runserver  #Webサーバーの起動

ブラウザより「http://localhost:8000/」、あるいは「http://127.0.0.1:8000/」にアクセスするとロケットの絵が表示されます。

なお、起動したwebサーバーを終了する場合には「Ctrl + C」とします。

4.Anacondaを利用した方法

次にAnacondaを利用した方法を紹介します。

(1) Anacondaのインストール

以下、Anacondaのインストール方法がPython.jpで紹介されています。

Windows版Anacondaのインストール

(2) Anacondaのアップデート

Windowsのスタートメニューより、「Anacond3」→「Anaconda Prompt」を起動し、以下のコマンドを実行します。

conda update conda  #condaのアップデート
conda update anaconda  #Anacondaのアップデート
conda update --all  #anacondaのライブラリのアップデート

なお、大きなアップデートがあったときには、以上のコマンドでは、うまくアップデートできないことがあるので、その場合はAnaconda自体をインストールしなおした方がよいです。

(3) Anaconda Navigatorによる仮想環境の構築

Windowsのスタートメニューより、「Anacond3」→「Anaconda Navigator」を起動します。

Anaconda Navigatorで仮想環境を構築するには、下図左側の①「Environments」を選択し、下側の②「Create」により仮想環境を作成します。すると、③に新しく仮想環境ができます。下の図は「myspace」という名前の仮想環境を作成した例です。

なお、「myspace」の表示の上の「base(root)」は仮想環境ではなく、元からあるベースとなる環境です。Anaconda Navigatorではこの画面から仮想環境にパッケージをインストールしたり、仮想環境のターミナルを起動したりできます。

01_仮想環境の構築

(4) VS Codeのインストール

Visual Studio Codeのダウンロード」からインストールファイルをダウンロードし、VS Codeをインストールします。

まだ、VS Codeは起動しません。起動している場合には終了してください。

(5) VS Codeを仮想環境で起動

Anaconda Navigatorを起動し、下図左側の①「Home」を選択します。次に上側のApplications onの右側②で起動する仮想環境を選択します。

最後に、VS Codeの下側③「Launch」をクリックするとVS Codeが起動します。この時、必要なVS Codeの拡張機能も自動でインストールされます。

なお、次回以降にVS Codeを起動するときも、Anaconda Navigatorから起動します。

02_VSCodeの起動

(6) VS Codeの設定

VS Codeの拡張機能「japanese Language Pack for Visual Studio Code」と「python」をインストールします。

そして、次にVS Codeで作業を行うホームディレクトリを指定します。

VS Codeのエクスプローラーより「フォルダを開く」から「C:\Users\user_name\py_venvs\py1」を選択します。「user_name」の部分は自分のpcのユーザー名です。また、「\py_venvs\py1」は最初に「インストールのフォルダ構成」のところで作成したフォルダです。

ターミナルが表示されていないので、上部タブ「表示」より「ターミナル」を選択します。

もし、ターミナルを起動したときに以下のような赤字のエラーがターミナルに表示されたら、PowerShell のスクリプトの実行が許可されていない状態ですので解除する必要があります。

. : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル
C:\Users\user_name\Documents\WindowsPowerShell\profile.ps1 を読み込むこと
ができません。詳細については、「about_Execution_Policies」
(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照してください。

発生場所 行:1 文字:3
. 'C:\Users\user_name\Documents\WindowsPowerShell\profile.ps1'
~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo          : セキュリティ エラー: (: ) []、PSSecurityException
+ FullyQualifiedErrorId : UnauthorizedAccess

VS Codeのターミナル、あるいは、Windowsのスタートメニューからpowershellを起動し、以下のコマンドを実行して下さい。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force

起動したターミナルに仮想環境名の表示がないので分かりにくいですが、起動した時点で既にターミナルは仮想環境に切り替わった状態になっています。

「conda env list」を実行するとmyspaceの方に「*」が表示されmyspaceが仮想環境として指定されていることがわかります。

もし、「conda env list」がVS Codeのターミナルで実行できない場合は、後述の「Python:Python Path」によりpathの設定を先に行って下さい。pathを設定するとターミナルからcondaが実行できるようになると思います。

conda env list
base                     C:\Users\user_namei\anaconda3
myspace               *  C:\Users\user_name\anaconda3\envs\myspace

以上でターミナルからのPythonの実行は可能になりましたが、「F5」「Ctrl+F5」「緑三角」によってPythonを実行するためには仮想環境のpathを設定する必要があります。

インストールの時にJast Meを指定した場合のPathの設定

Windowsのユーザー名が「user_name」、仮想環境名が「py1」であるとして説明します。以下、インストールの時に「All Users(requires admin privleges)」「Jast Me(recommended)」のどちらを選択したかによってPathの設定が異なります。

「左下の歯車」→「設定」→検索欄に「python.pythonpath」を入力し、「Python:Python Path」を見つけ出し、ワークスペースのタブを選択し、以下のファイルを指定します。それぞれのpathはVS Codeのターミナル(実行できない場合はAnaconda Powershell prompt)から「conda env list」を実行すると調べることができます。

なお、デフォルトでは 「python」と入力されています。

# base(root)で起動する場合。
C:\Users\user_name\anaconda3\python.exe
# 仮想環境myspaceで起動する場合
C:\Users\user_name\anaconda3\envs\myspace\python.exe

同様に、「左下の歯車」→「設定」→検索欄に「venv path」を入力し、「Python:Venv Path」を見つけ出し、ワークスペースの設定で以下のフォルダを指定します。なお、デフォルトでは「空白」になっています。なお、デフォルトでは「空白」になっています。

(追記)VS Code 1.59.1では、ユーザーではvenv pathを設定できますが、ワークスペースではvenv pathの設定項目が消えていました。仮想環境の指定は基本的に自動設定で行うようです。

# base(root)で起動する場合。
C:\Users\user_name\anaconda3\Scripts
# 仮想環境py1で起動する場合
C:\Users\user_name\anaconda3\envs\myspace\Scripts

インストールの時にAll Usersを指定した場合のPathの設定

「左下の歯車」→「設定」→検索欄に「python.pythonpath」を入力し、「Python:Python Path」を見つけ出し、ワークスペースの設定で以下のファイルを指定します。なお、デフォルトでは「python」と入力されています。

# base(root)で起動する場合。
C:\ProgramData\anaconda3\python.exe
# 仮想環境myspaceで起動する場合
C:\Users\user_name\.conda\envs\myspace\python.exe

同様に、「左下の歯車」→「設定」→検索欄に「venv path」を入力し、「Python:Venv Path」を見つけ出し、ワークスペースの設定で以下のフォルダを指定します。 それぞれのpathはVS Codeのターミナル(実行できない場合はAnaconda Powershell prompt)から「conda env list」を実行すると調べることができます。 なお、デフォルトでは「空白」になっています。

(追記)VS Code 1.59.1では、ユーザーではvenv pathを設定できますが、ワークスペースではvenv pathの設定項目が消えていました。仮想環境の指定は基本的に自動設定で行うようです。

# base(root)で起動する場合。
C:\ProgramData\anaconda3\Scripts
# 仮想環境py1で起動する場合
C:\Users\user_name\.conda\envs\myspace\Scripts

(6) Pythonの実行

VS Codeの左側のエクスプローラーより、ファイルhello.pyを作り、以下のコードを作成します。

print('Hello! Hello!')

コードを作成すると右下に、 「No Python interpreter is selected. ・・・」のポップアップ画面が表示された時には「Select Python Interpreter」のボタンをクリックします。

すると上部にインタプリタを選択するドロップダウンリストが表示されるので、例えば「Python 3.8.11 64-bit ('myspace':conda)」を選択します。

「右上の緑の右三角印」や「F5」や「Ctrl+F5」によって実行できます。いずれもpathを指定した仮想環境で実行されます。

「F5」でデバッグの開始を実行すると、debugする言語の種類を問われますので、Pythonを選択します。なお、デバッグ時の選択画面を表示しないようにするには、上のタブ「実行」→「構成を開く」を実行します。以下の記事の「7.デバッグ時のドロップダウンリストを消す」を参考にして下さい。

VS CodeでSSH接続。Pythonの仮想環境、lint機能。

また、VS Codeの右下に「Linter pylint is not installed」と表示された場合はインストールします。これについても上リンク先の「5.lint機能、自動整形」を参考にして下さい。

(7) Djangoの実行

Djangoを実行するには、Anaconda Navigatorによって、仮想環境にDjangoをインストールしてください。例えば、仮想環境名がmyspaceの場合、

  • 左側のEnvironments → myspace → 上部のUpdate index...をクリック
  • 上部のプルダウンメニューからNot installedを選択
  • 一覧からdjangoにチェックを入れ、下のApplyをクリック
  • Install Packagesのポップアップ画面が表示されるのでApplyをクリック

VS Codeのターミナルで以下のコマンドを実行し、バージョンが表示されたら設定完了です。

python -m django --version

Djangoのインストールが完了したら、django_appという名前のプロジェクトを作成し、webサーバーを起動します。Anaconda NavigatorからVS Codeを起動した場合は、ターミナルで仮想環境に切り替える必要はありません。

cd py1  #仮想環境のフォルダに移動
django-admin startproject django_app  #django_appという名前のプロジェクトを作成 
cd django_app  #フォnルダdjango_appに入る。
python manage.py runserver  #Webサーバーの起動

ブラウザより「http://localhost:8000/」、あるいは「http://127.0.0.1:8000/」にアクセスすると、お馴染みのロケットの絵が表示されます。これで動作確認完了です。

なお、起動したwebサーバーを終了する場合には「Ctrl + C」とします。

私が実際にレンタルしたVPSサーバー

私が実際にレンタルしたVPSサーバーはConoHa VPSです。私は1GBのプランを申し込みました。VPSサーバーは一般のレンタルサーバーと異なりOSやアプリケーションを自由に設定できるので、Pythonで計算した結果をサイトに表示することもできます。

なお、ConoHa VPSの特長として、サーバーのディスクイメージを丸ごとバックアップできるイメージ保存機能を無料で使用することができます。コードを変更して元に戻せなくなった場合にも安心です。

また、ConoHa VPSは途中でプランをスケールアップできるだけでなく、スケールダウンすることもできます。つまり、2Gプランを1Gプランに変更することができます。ただし、512MBプランだけはスケールアップ・ダウン機能が使用できないので注意してください。

また、初期費用なしで3日だけ借り、3日分の費用だけ払うといったことも可能なので気軽に始められます。※時間課金(月の上限額は決まっています)

私からの友達紹介でクーポンをゲット

なお、以下のリンクから入ると、私からの友達紹介の扱いとなり1000円分のクーポンが支給されます。リンク先には「友達紹介」といった表記がないので「友達紹介」が適用されているのか不安になりますが大丈夫です。登録終了後にログインしたユーザーTop画面を確認すると支給されたクーポン1000円が表示されるはずです。

[ Conohaの友達紹介 ]

なお、友達紹介では個人情報が紹介者には開示されないので安心してご利用ください。

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